僕は君を連れてゆく
第51章 左斜め上
結局、雅紀のお家に行くことになって。
雅紀のお部屋にいる。
けど。
「だから、ここはこの公式なんだって」
テスト勉強の前に今日の宿題を片付けちゃおうって話になって。
数学は俺と翔ちゃんが得意だから、見てやることになったんだけど。
「わっかんないっ!こんなのやった?記憶障害になってる!」
と、一から教えてやんなきゃなんなくて。
まぁ、俺からしたらその方がありがたい。
ここにくると、あの雑誌を思い出しちゃうと思ってたから数式を眺めていればなんとかなりそうだから。
「雅紀、トイレ借りていい?」
「いいよ~、降りて突き当たり」
翔ちゃんが一階に降りていく。
潤くんのスマホが鳴った。
「もしもし?え?今?」
俺たちに頭をペコリして階段を降りてく…
閉まるドア。
一気に静かになった部屋。
「ねぇ、ニノさ…」
「そんなことより、これ、やってよ!じゃなきゃ次進めないでしょ」
何か言いたそうにしたから遮って宿題の続きを促す。
正方形のテーブルを四人で囲んでいて、翔ちゃん、潤くんが抜けて。
隣同士で肘がぶつかる。
それが、なんだか、変な感じがして。
少しお尻をずらした。
「ね、ニノ、ティッシュ取って」
「ティッシュ?どこ?」
「ベッドの」
「あ~ぁ、これ」
体を伸ばしてティッシュをとろうとした。
左腕を目一杯伸ばして、背中をベッドに預ける。
「あぁ!やっぱ、」
「えぇ?!なに?」
ドンっと音がして目の前に影が。
雅紀が俺に覆い被さっている。
「なっ、なに?!」
「ニノ…見た?」
「え?」
「どう思った?」
「な、なんの話よ、どいて」
覆い被さっている雅紀は俺の両手首を両手で掴み俺に股がった。
「どう思った?」
俺が、あの雑誌を持って帰ったこと気がついてるんだ。
なんて答えたら…
雅紀のお部屋にいる。
けど。
「だから、ここはこの公式なんだって」
テスト勉強の前に今日の宿題を片付けちゃおうって話になって。
数学は俺と翔ちゃんが得意だから、見てやることになったんだけど。
「わっかんないっ!こんなのやった?記憶障害になってる!」
と、一から教えてやんなきゃなんなくて。
まぁ、俺からしたらその方がありがたい。
ここにくると、あの雑誌を思い出しちゃうと思ってたから数式を眺めていればなんとかなりそうだから。
「雅紀、トイレ借りていい?」
「いいよ~、降りて突き当たり」
翔ちゃんが一階に降りていく。
潤くんのスマホが鳴った。
「もしもし?え?今?」
俺たちに頭をペコリして階段を降りてく…
閉まるドア。
一気に静かになった部屋。
「ねぇ、ニノさ…」
「そんなことより、これ、やってよ!じゃなきゃ次進めないでしょ」
何か言いたそうにしたから遮って宿題の続きを促す。
正方形のテーブルを四人で囲んでいて、翔ちゃん、潤くんが抜けて。
隣同士で肘がぶつかる。
それが、なんだか、変な感じがして。
少しお尻をずらした。
「ね、ニノ、ティッシュ取って」
「ティッシュ?どこ?」
「ベッドの」
「あ~ぁ、これ」
体を伸ばしてティッシュをとろうとした。
左腕を目一杯伸ばして、背中をベッドに預ける。
「あぁ!やっぱ、」
「えぇ?!なに?」
ドンっと音がして目の前に影が。
雅紀が俺に覆い被さっている。
「なっ、なに?!」
「ニノ…見た?」
「え?」
「どう思った?」
「な、なんの話よ、どいて」
覆い被さっている雅紀は俺の両手首を両手で掴み俺に股がった。
「どう思った?」
俺が、あの雑誌を持って帰ったこと気がついてるんだ。
なんて答えたら…