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僕は君を連れてゆく

第54章 ただひとつの答え

で、朝起きたら俺を抱き枕にして寝ていたんだ。

「うぉっ!!!」

「…ん…起きたの?」

「なんでここで寝てんだよっ!」

「だって、いいよって、言ったもん」

「離れろっ」

「なんで?」

「朝から暑苦しいだろっ!なんで、裸なんだ?!服着ろっ!」

「着てるよ」

「パンツだけじゃないか!」

「着てるじゃん」

「着てるとは、言わないんだよ」

「ってかさ…やっぱり部屋も荒れてんだね」

俺の部屋を見回して言う。

「…っ…」

「これで寝ろって言われてもさ…寝れなくない?」

確かに、こいつの言う通りだ。

足の踏み場…は、かろうじてあるものの寝るには厳しい。

「それに…」

トンっと肩を押されてベッドに倒される。

「なんだよ」

「ここ…溜まってる?」

緩く反応している俺の…アレ。

「なっ!!」

スウェットの上からやわやわと優しく撫でてくる。

「なにすんだよっ」

「シテあげよっか?」

「ダメだっ!会社に…」

「今日は午後出でしょ?」

「あっ…」

パンツも一緒に下げられ飛び出てきた俺の。

「元気!まだまだ若いよね?」

チュッと、先端にキスをされた。

「お前っ!!」

「我慢、しなくていいからね?」

パクっと咥えられた俺の。

口をすぼめて扱かられて、吸われる。

これが、まぁなんとも、気持ちのいいこと!

あっという間にパンパンに硬くなっていく。

「あっ、どんどん大きくなるぅ」

「やめ…はぁ…は…」

「いいよ?出して?」

ここんとこすっかりご無沙汰だったし、
右手のお世話にもなってなくて。
上目遣いに見つめられてもう我慢の限界。

「出るっ…」

ビュルルルっと漫画みたいに口のなかに出してしまった。

「んっ」

ゴクリと動いた喉仏。

「飲んだのか?」

「ちょっと、濃いね?んふ♡」

俺は、
俺は、
なんてことを…

「……そういえば…お前、名前は?」

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