僕は君を連れてゆく
第8章 上下問題
「したんでしょ?エッチ♡」
「………///////」
何を言ってるんだ‼
「ねぇ?部長…テクありそうだよね?」
「なぁ~に、わけのわからんこと聞いてんだよっ!プライバシーだよ!プライバシーっ!」
あまりに驚いて思わず立ち上がってしまった。
「ちょっと!座ってよ。何照れてんの?
30すぎて…えっ!初めてじゃないでしょ?男?」
こいつは…
「あっ!逆?潤くんがタチなの?」
こいつは…
「別にいいじゃ~ん♡教えてよ?」
「うるせぇよ!もう、帰る!お前のゴチな?」
ズンズン、いや、ドタドタと足音を鳴らして豚カツ屋を後にした。
あいつは…
なんてことを聞いてくるんだ!
プライバシーだよ!
「チキショー!真ん中から食べればよかった…」
会社に戻ったけれど、オフィス内は閑散としていて残してきた豚カツに未練が…
「もったいないことした…」
にしても…二宮のやつ…
今、勉強中なんだよ!
ったく…
シたいに決まってんだろ。
チキショー
でも、お互いに俺らは抱かれたい側の人間で。
ヤろうと思えば出来るだろうけど…
怖いじゃん…
ヤるなら、きちんと準備してさ…
あぁ~もう!
って…二宮はどっちなんだ?
同期ということと、翔さんと付き合っていることがバレてからずいぶん、俺たちの距離は縮まった。
いい先生がいるじゃん!!
「教えて!なんて言えねぇよな…」
頭を抱えた。
「ヤりてぇ…」