僕は君を連れてゆく
第58章 この手をのばして
「んだよっ、下手くそっ」
俺の頬を軽く叩いて便器の蓋に手をつかされる。
ズボンと下着を一緒に下ろされ剥き出しにされた
俺のお尻。
「えっ!ね!まって」
「待たねぇよ、挿れっから」
「シテもいいから、ちゃんと馴らして?ね?血出ちゃうから」
「そんなめんどくせぇことさせんのかよ?は?」
「だって、そーしないとお兄さんだって気持ちよくないよ?」
無理やり突っ込まれるのはマジで勘弁だ。
「俺、馴らすから、ね?待っててよ」
「誰に指図してんだよっ」
バチンっとお尻の頬を叩かれる。
「やだぁ!!痛いっ!!」
「おぉっ!こーいのが好きなのか?ほらよっ!」
二度、三度叩かれてジンジンと痛みが響く。
「ねぇ、痛いよ、やめてよ!お願い!ね!痛い!」
「うるせぇ!」
俺の萎えたモノをギュっと握ってきた。
「あぁぁぁっ!!!痛いっ!!やだぁ!!」
こんななら、無理やりにでも突っ込まれた方がマシだったたかもしれない。
「へぇ…痛いくせに硬くなってきてんじゃん」
握られた竿を上下に動かされてやわやわと硬くなっていく。
全然、気持ちよくなんてないのに。
そうされるだけで反応しちゃうこの体。
ヌチャヌチャと音がしてきたら、サラリーマンは自分で自分のも擦りだした。
「やだぁ!!もう、やだよぉ」
悔しくて情けなくて泣き出した俺にサラリーマンはなぜか興奮し出した。
「挿れっからな」
クチャと宛がわれたソコ。
「まっ!あぁぁぁっっっ!!!」