テキストサイズ

僕は君を連れてゆく

第8章 上下問題

―潤side―

Tシャツの上から翔さんの胸を撫でる。

そっと。

くすぐったそうに体を揺らす翔さん。

言って…

「触って…」

目を瞑りながらそう、言葉にして目を開けた。

その瞳はキラキラしていて。

Tシャツを脱がせて中指を押し当てた。

また、ギュッと目を瞑って、口からは吐息が…

円を描くように中指を動かす。

ゆっくり、形を成していく。

反対側は触れてないのに同じようになっていて

「こっちは…どうする?」
舌で、チュウと吸った。

こんな声を出させているのは俺だけ…

「ん…こっちも…お願い…」

可愛い。
すごく、可愛い。

きれいに鍛え上げられた大胸筋からお臍を目指して
指を滑らせる。

「や…だ…」

そのあとを舌で追いかける。

お臍を舐めた。

その下は、俺と同じくらいにパンツを押し上げていて。
興奮してるんだ。

今までシてもらうことで背中からジリジリと
昇ってくる熱があったけど。

スル側になってみると、背中からだけじゃなくて
目から、耳から、指先から伝わってくる翔さんの熱が俺の中心へ集まって、感じたことないくらいに
俺は興奮していた。

「どうしよ…翔さん…」

パンツの上からそっと触れた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ