
僕は君を連れてゆく
第64章 カモン ブルー SO
「智?寝てるのか?」
アパートのドアを叩いた。
ドアノブを回したらドアが開いた。
「さとっ…」
「んっ…」
中から智の声がする。
うなされてるのか?
ドアを開けたら布団が山になっている。
「智!」
靴を乱暴に脱ぎ捨て智に駆け寄った。
布団をガバッとめくったら最中だった。
一人エッチの―
「しょっ!翔くんっ!なぁ!なに?なに?」
すぐに俺から布団を奪い返してまた布団の中に潜り込む。
「智!おい!」
「…」
「風邪って聞いたから来たんだよ」
「…」
「松潤からプリント何枚か預かってきたんだ」
「…なんで?」
布団を少しだけ下ろして目が見えた。
「なんで来てくれたの?」
「だから、風邪って聞いたから」
「じゃぁ、ニノが風邪で休んでもニノの家に行くの?」
「それは…そこは雅紀が行くだろ!」
「そうじゃないよ!もぅ…いいょ…帰って…」
潤む瞳に少し赤い頬。
もうごまかすことなんて出来ない。
「智!智!こっち見て?」
「…やだ…」
「心配だからだよ!」
ニノのいう通りだ。
頑固な智だからきっと、智から打ち明けることはないだろう。
このまま、口にしなければ何もなかったことに出来るはず。
でも、そうしたくない。
もっと、先へ。
「智が風邪で休んだって聞いて、心配して…なんとかここに来る口実?作りたくて松潤と話したくらいだし」
「別にプリントなんて無くったって来ていいのに」
「そういうことじゃねぇよ!」
「じゃぁ、どういうことなの?いつも俺が誘えば来てくれるけど…翔くんからは何もない…口実がなきゃ来たくないんでしょ?」
「そうじゃなくてっ!」
布団を被ったままで珍しく大声でしゃべってる。
布団をまためくってやった。
あぁ、パンツ履いたんだ…
って違う!
「座れ!」
智を起こした。
不貞腐れて、唇が突き出てる。
「一回しか言わないからな!よく聞けよ!」
チラっと俺を見る。
「最初は、まぁ、好奇心?みたいな感じであんなことしちゃったけど…」
「…」
「智のいろんな顔がもっと見たくてさ…それを俺だけのモノにしたいって思うようになって…」
アパートのドアを叩いた。
ドアノブを回したらドアが開いた。
「さとっ…」
「んっ…」
中から智の声がする。
うなされてるのか?
ドアを開けたら布団が山になっている。
「智!」
靴を乱暴に脱ぎ捨て智に駆け寄った。
布団をガバッとめくったら最中だった。
一人エッチの―
「しょっ!翔くんっ!なぁ!なに?なに?」
すぐに俺から布団を奪い返してまた布団の中に潜り込む。
「智!おい!」
「…」
「風邪って聞いたから来たんだよ」
「…」
「松潤からプリント何枚か預かってきたんだ」
「…なんで?」
布団を少しだけ下ろして目が見えた。
「なんで来てくれたの?」
「だから、風邪って聞いたから」
「じゃぁ、ニノが風邪で休んでもニノの家に行くの?」
「それは…そこは雅紀が行くだろ!」
「そうじゃないよ!もぅ…いいょ…帰って…」
潤む瞳に少し赤い頬。
もうごまかすことなんて出来ない。
「智!智!こっち見て?」
「…やだ…」
「心配だからだよ!」
ニノのいう通りだ。
頑固な智だからきっと、智から打ち明けることはないだろう。
このまま、口にしなければ何もなかったことに出来るはず。
でも、そうしたくない。
もっと、先へ。
「智が風邪で休んだって聞いて、心配して…なんとかここに来る口実?作りたくて松潤と話したくらいだし」
「別にプリントなんて無くったって来ていいのに」
「そういうことじゃねぇよ!」
「じゃぁ、どういうことなの?いつも俺が誘えば来てくれるけど…翔くんからは何もない…口実がなきゃ来たくないんでしょ?」
「そうじゃなくてっ!」
布団を被ったままで珍しく大声でしゃべってる。
布団をまためくってやった。
あぁ、パンツ履いたんだ…
って違う!
「座れ!」
智を起こした。
不貞腐れて、唇が突き出てる。
「一回しか言わないからな!よく聞けよ!」
チラっと俺を見る。
「最初は、まぁ、好奇心?みたいな感じであんなことしちゃったけど…」
「…」
「智のいろんな顔がもっと見たくてさ…それを俺だけのモノにしたいって思うようになって…」
