僕は君を連れてゆく
第65章 ハートビート
俺の知らない翔さん。
そんなことを思ったら嬉しくなって。
嬉しくなった途端、お腹の虫が暴れだしそうになってることに気がついた。
俺がみつけた喫茶店は、すごくイイと思う。
ドアを開けたらカランコロンって。
メニューも昔ながらのオムライスとナポリタン。
ハンバーグのランチもあって。
絶対にオムライスを食べるな、って思ったら案の定。
「うわー、めちゃくちゃ旨そう!!」
メニュー見ながら目をキラキラさせて。
ちょっと興奮すると声が大きくなる。
うわぁ…
やっぱり、好きだよ
「オムライスにする!潤は?」
「俺は…そうだなぁ…喫茶店と言えばナポリタン?」
「定番だな!ピーマン入ってないと俺はナポリタンと認めない!」
「なにそれ?」
翔さんの好みが分かる。
それだけで、この人と俺は近い距離にいる。
うん、そう思える。
「翔さん…」
少し、声のボリュームを落として。
翔さんの表情が少し変わった。
「俺さ、さっきすごく嬉しかった。でも嫌なとこも見ちゃった」
「本当は一緒にファイル選びたかった。一人だけ二階にあがってく翔さんに着いていきたかった」
「わがままって言われるかな?って。子供っぽいって思われるかもしれないって思って言えなかった」
これは言いたいことの半分もまだ言えてないけど。
翔さんは俺が言葉にする度に大きな瞳をさらに大きくさせて。
まばたきを数回早く繰り返した。
俺たちの前にいい匂いが漂ってきて、出来立ての料理が運ばれた。
「ひとまず、食べよっか」
大きな口を開けてオムライスを口に運ぶ翔さん。
ふふふっ。
美味しいんだ。
ちょっと、鼻の穴が大きくなってるもん。
「翔さんも食べたい?」
そんなことを思ったら嬉しくなって。
嬉しくなった途端、お腹の虫が暴れだしそうになってることに気がついた。
俺がみつけた喫茶店は、すごくイイと思う。
ドアを開けたらカランコロンって。
メニューも昔ながらのオムライスとナポリタン。
ハンバーグのランチもあって。
絶対にオムライスを食べるな、って思ったら案の定。
「うわー、めちゃくちゃ旨そう!!」
メニュー見ながら目をキラキラさせて。
ちょっと興奮すると声が大きくなる。
うわぁ…
やっぱり、好きだよ
「オムライスにする!潤は?」
「俺は…そうだなぁ…喫茶店と言えばナポリタン?」
「定番だな!ピーマン入ってないと俺はナポリタンと認めない!」
「なにそれ?」
翔さんの好みが分かる。
それだけで、この人と俺は近い距離にいる。
うん、そう思える。
「翔さん…」
少し、声のボリュームを落として。
翔さんの表情が少し変わった。
「俺さ、さっきすごく嬉しかった。でも嫌なとこも見ちゃった」
「本当は一緒にファイル選びたかった。一人だけ二階にあがってく翔さんに着いていきたかった」
「わがままって言われるかな?って。子供っぽいって思われるかもしれないって思って言えなかった」
これは言いたいことの半分もまだ言えてないけど。
翔さんは俺が言葉にする度に大きな瞳をさらに大きくさせて。
まばたきを数回早く繰り返した。
俺たちの前にいい匂いが漂ってきて、出来立ての料理が運ばれた。
「ひとまず、食べよっか」
大きな口を開けてオムライスを口に運ぶ翔さん。
ふふふっ。
美味しいんだ。
ちょっと、鼻の穴が大きくなってるもん。
「翔さんも食べたい?」