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僕は君を連れてゆく

第65章 ハートビート


「余裕ねぇわっ」

見下ろされて
そう、言われた。

いつも、優しくてそっと寄り添ってくれるような人。

ではなくて。

瞳に宿る熱に溶かされそうと目を閉じた。

俺の体を熱い舌がなぞってく。

自分の体なんだけど、自分の体じゃないみたいだ。

胸が苦しくて、苦しくて。

なんで、こんなに苦しいんだろう。


自分の口から発せられる声が恥ずかしくて。

でも、止められない。

「あ、ぅん…」

俺のお臍から胸に唇が移動して。

指で、舌でいじられる。

なんでここは、こんなに…

「翔さんっ」

胸なんて、なんであるんだろうって思ってたけど。

「はぁ…もぅ …」

こんなに気持ちいいの?

「潤、俺のも触ってよ」

「あ…はぁ、はぁ、はぁ、うん」

翔さんの硬くて大きくなったものを口にいれた。

俺との行為にこんなに…

そう思うだけで体の奥がむずむずする。

口をすほめながら翔さんのを味わう。

これが、もうすぐ俺のなかに…

早く
翔さん

「もう、いいや。こっちいい?」

と、俺を四つん這いにさせた。

自分でも分かるくらいに息づいてるそこ。

翔さんの手がおしりに触れた。

やわやわと揉まれ、キュッと力がはいる。

ピチャピチャとそこを舐める音が。

恥ずかしくて、でも、気持ちいい

「あっ…舌いれないで」

「指、いれるね?」

と、返事をする前に指が挿入ってきた。

「ぃイ…」

指とは違う、圧迫感と抉られるような…

もっと、奥まで

「ぁん…あ…」

もっと、奥まで

欲しい…

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