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僕は君を連れてゆく

第70章 向日葵のやくそく /MS

sho



体をなぞる指先は俺の望みを叶えてはくれなくて。
焦らされてる。

見つめたって微笑むだけで。

わかってるくせに。

意地悪。

ここで、このまま?
そんな…
でも…

やっぱ、無理っ!!!!!

いつもなら速攻でベットに連れて行ってくれるのにお風呂と言われた。

ランドリースペースでシャツを脱ぐ。
鏡に写る自分の首筋に見える赤い痕。

「あっ…」

そこに触れると潤の唇を思い出してそこよりも赤くなった顔した俺が鏡にうつっていた。

熱い…
全然、足りない…

ドアを開けて潤を呼んだ。

浴室に入り湯船に浸かる。
潤、面白い顔してたな。




「まさか、翔から誘われるなんて」

「たまにはいいでしょ」

潤が入るときに昔もらったという入浴剤を持ってきた。
湯船に落とすとたくさんの気泡と浴室に広がるいい香り。
お湯は白く濁った。

「翔、俺もう少しここで働きたい」

「うん、そう言うと思った」

向かい合わせに座る翔の腕を引っ張り体の向きを変えさせて腕のなかに閉じ込める。
濡れた首筋に唇を寄せた。

「翔…愛してるよ」

「俺も愛してる」

振り向きながらそう発した唇を奪う。
舌を差し込むとそれにこたえてくれる。

熱い口のなかでこのまま俺は溶かされてしまうかもしれない。

「苦しっ…もぅ…」

湯船から出されて湯船に手をついてお尻をつきだす形になった。

「柔らかい」

背中から腰、お尻を触られる。
親指が一番触れてほしいところをかすめる。

「ぁん…潤…」

「ん?」

くすぐったくて、気持ちよくて。
もっと、気持ちよくなりたくて腰が前後にゆれる。

「ねっ…おねがっ…い」

太ももの内側を撫でていた手がそのまま前に回り勃ちあがる俺のものを握られた。

ヌチャヌチャと上下に擦りあげられる。

「たってらんなぃよぉ…」

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