喫茶くろねこ
第12章 マリン&まろん
料理が出来なさそう、と思われていることにちょっとだけムッとした僕は、マスターからの電話を切った後、冷蔵庫を開けて中をチェックしてみた。
料理かぁ……食べるのは、好きなんだよな。
ちょっと練習すれば、料理だって、それなりに出来るようになる、かもしれないし、それに、自分の食べたいものが食べたいときに一人でパパッと作れたら、好きなだけ食べ放題だよな。
うん、いいかも。
さて、手始めに…。
えーと…、どうしよう…。
…現状の料理レパートリー&今ある冷蔵庫の在庫で作れそうなもの……。
食べたいモノ、というよりも、今作れるモノ、でメニューを決めるしかなかったので、とりあえず目玉焼きと豆腐の味噌汁を作ってみることにした。
そして…失敗した。
目玉焼きはちょっと焦げたけど、まぁまぁ許容範囲内。
問題は味噌汁。なんというか、しょっぱいばっかりでちっとも美味しくない。
失敗ごはんを一人でもそもそと食っていると、昼寝?二度寝?をしていたはずの母親が起きてきた。
僕の味噌汁を横から取り上げて一口飲むと、
「あんた!コレ、出汁いれてないでしょ?」
「えっ…」
「ダメよ~。ちゃんと出汁つかわなきゃ。別に、鰹節と昆布で出汁とって~、なんてしなくても便利なものがいろいろあるから。母さんがよく使ってるのは、市販のだしパックね」
料理かぁ……食べるのは、好きなんだよな。
ちょっと練習すれば、料理だって、それなりに出来るようになる、かもしれないし、それに、自分の食べたいものが食べたいときに一人でパパッと作れたら、好きなだけ食べ放題だよな。
うん、いいかも。
さて、手始めに…。
えーと…、どうしよう…。
…現状の料理レパートリー&今ある冷蔵庫の在庫で作れそうなもの……。
食べたいモノ、というよりも、今作れるモノ、でメニューを決めるしかなかったので、とりあえず目玉焼きと豆腐の味噌汁を作ってみることにした。
そして…失敗した。
目玉焼きはちょっと焦げたけど、まぁまぁ許容範囲内。
問題は味噌汁。なんというか、しょっぱいばっかりでちっとも美味しくない。
失敗ごはんを一人でもそもそと食っていると、昼寝?二度寝?をしていたはずの母親が起きてきた。
僕の味噌汁を横から取り上げて一口飲むと、
「あんた!コレ、出汁いれてないでしょ?」
「えっ…」
「ダメよ~。ちゃんと出汁つかわなきゃ。別に、鰹節と昆布で出汁とって~、なんてしなくても便利なものがいろいろあるから。母さんがよく使ってるのは、市販のだしパックね」