喫茶くろねこ
第15章 佑太の日常と、レオンと虎太郎。
…喋る猫って、驚きはするけど、気持ち悪くはないんだけどなぁ…。むしろ可愛いし、猫と喋れたら嬉しいんだけど。それが原因で捨てるって、意味わからん。意味わからんよ!!
バスに揺られながら一人で憤慨していると、うっかり大学最寄りのバス停で降りずに乗り過ごしそうになった。
「あっ、すいませんっ!!降ります、降りまーす!!」
発車しかけていたバスは再び停まり、運ちゃんに軽く睨まれながらペコペコ謝って逃げるように降りてきた。
車内からはくすくすと笑い声。恥ずかしい。
出だしでケチがつくとなんとなくテンションも上がらないし、いろんなところでちょっとしたミスが続いて、更に凹む。
こーゆー日は、バッティングセンターでかっ飛ばすに限るよな!!
大学が終わってから、初めて行くバッティングセンターで、頭を空っぽにしてバットを振った、のだが、ほとんど空振りでなかなか球が飛ばせないので、面白くなくなって帰ることにした。
『くろねこ』まで帰ってくる。
いったん店に入るか、それともそのまま自分の部屋に上がるか、どうしようかと、考えていると、ドアが開いた。
「にゃぉ~ん」
OLさんっぽい女性二人組と、レオンが出てきた。
「レオンくん、ありがとね。バイバ~イ」
「なぁぁぁ~ん」
レオンはそれぞれの女性にスリスリしたあと、綺麗にお座りしてしっぽをパタパタ。愛想が良い。
バスに揺られながら一人で憤慨していると、うっかり大学最寄りのバス停で降りずに乗り過ごしそうになった。
「あっ、すいませんっ!!降ります、降りまーす!!」
発車しかけていたバスは再び停まり、運ちゃんに軽く睨まれながらペコペコ謝って逃げるように降りてきた。
車内からはくすくすと笑い声。恥ずかしい。
出だしでケチがつくとなんとなくテンションも上がらないし、いろんなところでちょっとしたミスが続いて、更に凹む。
こーゆー日は、バッティングセンターでかっ飛ばすに限るよな!!
大学が終わってから、初めて行くバッティングセンターで、頭を空っぽにしてバットを振った、のだが、ほとんど空振りでなかなか球が飛ばせないので、面白くなくなって帰ることにした。
『くろねこ』まで帰ってくる。
いったん店に入るか、それともそのまま自分の部屋に上がるか、どうしようかと、考えていると、ドアが開いた。
「にゃぉ~ん」
OLさんっぽい女性二人組と、レオンが出てきた。
「レオンくん、ありがとね。バイバ~イ」
「なぁぁぁ~ん」
レオンはそれぞれの女性にスリスリしたあと、綺麗にお座りしてしっぽをパタパタ。愛想が良い。