喫茶くろねこ
第17章 中井さん、どうする?
…着いた。
恋人でも友人でもない、年上の女性と二人でラブホテルに来ることになるなんて、人生、何が起きるか分からない。
てか、初めて過ぎてシステムわからん。なんだこれ?
システムが分からずに戸惑う僕をしりめに、さっさと部屋を選ぶ中井さん。うはぁ…オトナだ…。
部屋に入る。わりと小奇麗な…いたって普通の部屋。
「回るベッドとかがあるんじゃないんですか?」
「何時代のラブホ知識よ、やめてよ!イマドキそんなのないわよ!」
「な、何時代って…」
「時々、変なこと知ってるわね、若いのに」
「中井さんは、見たことあるんですか?」
「さすがにないわ。いくらなんでも、そこまでババアじゃないわよ」
「そ、そっか。ですよね」
……。
………。
……………。
ふわっ、と風を感じたと思ったら、突然、唇に柔らかいものが押し当てられた。が、次の瞬間にはすっと離れる。
目の前に中井さんの泣き笑いのような顔。
なんだかとても愛しくなって、今度は僕からキスをした。胸に手を伸ばす。ブラジャーを上に少しずらして直に触る。
「ふふ…意外と大胆ね?」
中井さんの手が僕の腰に伸びる。ベルトのバックルに手がかかり…
恋人でも友人でもない、年上の女性と二人でラブホテルに来ることになるなんて、人生、何が起きるか分からない。
てか、初めて過ぎてシステムわからん。なんだこれ?
システムが分からずに戸惑う僕をしりめに、さっさと部屋を選ぶ中井さん。うはぁ…オトナだ…。
部屋に入る。わりと小奇麗な…いたって普通の部屋。
「回るベッドとかがあるんじゃないんですか?」
「何時代のラブホ知識よ、やめてよ!イマドキそんなのないわよ!」
「な、何時代って…」
「時々、変なこと知ってるわね、若いのに」
「中井さんは、見たことあるんですか?」
「さすがにないわ。いくらなんでも、そこまでババアじゃないわよ」
「そ、そっか。ですよね」
……。
………。
……………。
ふわっ、と風を感じたと思ったら、突然、唇に柔らかいものが押し当てられた。が、次の瞬間にはすっと離れる。
目の前に中井さんの泣き笑いのような顔。
なんだかとても愛しくなって、今度は僕からキスをした。胸に手を伸ばす。ブラジャーを上に少しずらして直に触る。
「ふふ…意外と大胆ね?」
中井さんの手が僕の腰に伸びる。ベルトのバックルに手がかかり…