喫茶くろねこ
第19章 楽しく、猫ライフ
--ある日の喫茶くろねこ(閉店後)
***
「マスターちょっと…、あ、虎太郎とレオンも…」
『なんだ?』
「えーと、3人でそこ斜めに並んで…座ってもらえます?」
「にゃに?」
「写真撮ります!」
ニャー!ニャー!ニャー!
「えーと、次は適当にくつろいで…」
ニャー!ニャー!ニャー!ニャー!
ひたすら写真を撮っていると、夕飯後、どこかへ出かけていた佐々木さんが戻ってきた。
「おいおい、猫集めて何をはじめたんだ?」
「あ!佐々木さん。卒論用の資料写真撮ってます」
「さっきの鳴き声はなんなんだ?」
「あ、カメラのシャッター音、猫の鳴き声に設定してて…」
『うるさいぞ』
「うん、確かに連続で鳴かれるとうるさいな」
「えぇー。可愛いじゃないですか!せっかくいいアプリ見つけたんで入れてみたのに…」
「しかしまぁ、時代の流れに逆らって頑なにガラケー派だったお前がシャッター音を変えられるアプリとはなぁ…」
「今でもケータイはガラケーっすよ?これはタブレットだし…」
「いやまぁ、それにしてもだよ。出会ったころのお前からは考えられん」
「ははは…」
ニャー!ニャーニャニャニャニャー!
「うるさいから連写すんな!」
『人工的に作った猫の鳴き声だからうるさいんだよ。私の声を録音して使うか?鳴いてやらんこともないぞ?』
マスター、突然の申し出。
「…やり方がわからないんで、いいです」
***
「マスターちょっと…、あ、虎太郎とレオンも…」
『なんだ?』
「えーと、3人でそこ斜めに並んで…座ってもらえます?」
「にゃに?」
「写真撮ります!」
ニャー!ニャー!ニャー!
「えーと、次は適当にくつろいで…」
ニャー!ニャー!ニャー!ニャー!
ひたすら写真を撮っていると、夕飯後、どこかへ出かけていた佐々木さんが戻ってきた。
「おいおい、猫集めて何をはじめたんだ?」
「あ!佐々木さん。卒論用の資料写真撮ってます」
「さっきの鳴き声はなんなんだ?」
「あ、カメラのシャッター音、猫の鳴き声に設定してて…」
『うるさいぞ』
「うん、確かに連続で鳴かれるとうるさいな」
「えぇー。可愛いじゃないですか!せっかくいいアプリ見つけたんで入れてみたのに…」
「しかしまぁ、時代の流れに逆らって頑なにガラケー派だったお前がシャッター音を変えられるアプリとはなぁ…」
「今でもケータイはガラケーっすよ?これはタブレットだし…」
「いやまぁ、それにしてもだよ。出会ったころのお前からは考えられん」
「ははは…」
ニャー!ニャーニャニャニャニャー!
「うるさいから連写すんな!」
『人工的に作った猫の鳴き声だからうるさいんだよ。私の声を録音して使うか?鳴いてやらんこともないぞ?』
マスター、突然の申し出。
「…やり方がわからないんで、いいです」