喫茶くろねこ
第9章 夏 ~恋の季節と、占いと~
「猫カフェ、いきたーい!あたし、猫大好きなの!でも彼氏が猫ダメだからデートじゃ行けないのよね」
「もしかして、猫アレルギー?」
「ううん、ただ単に嫌いなんだと思う」
授業が終わって、僕は千夏ちゃんと一緒にバスに乗った。
「下地くん、車ないの?」
「……ない」
「へー。免許は?」
「ない」
「ふーん」
なんか、感じ悪いな。車や免許が無いからって、なんだってんだ!
「彼氏さんは車持ってるの?」
「ううん、持ってない」
ないのかよ!
「でも、免許は持ってる」
「あ、そう」
「でね、シェアカーしてる」
「シェアカー?」
「私もよく知らないんだけど、何人かで車を共同所有するみたい」
「レンタカー?」
「…とは、違うみたい。」
話しているうちにいつものバス停に着いた。
「あっ、ここのバス停だよ」
「えっ、ちかっ!下地くん、まさか、この距離でバス通学なの?チャリでいいじゃん、チャリで。まさかチャリも無いの?」
「実家にはあるけど、こっちには持って来てない」
「チャリあると便利よ!夏休み中に実家から乗ってくれば?」
「俺の実家遠いんだよ」
「だから夏休み中なんじゃない!適当な宿に泊まりながら、2、3日かけて乗ってくるのよ。ちょっとした旅よ!」
「もしかして、猫アレルギー?」
「ううん、ただ単に嫌いなんだと思う」
授業が終わって、僕は千夏ちゃんと一緒にバスに乗った。
「下地くん、車ないの?」
「……ない」
「へー。免許は?」
「ない」
「ふーん」
なんか、感じ悪いな。車や免許が無いからって、なんだってんだ!
「彼氏さんは車持ってるの?」
「ううん、持ってない」
ないのかよ!
「でも、免許は持ってる」
「あ、そう」
「でね、シェアカーしてる」
「シェアカー?」
「私もよく知らないんだけど、何人かで車を共同所有するみたい」
「レンタカー?」
「…とは、違うみたい。」
話しているうちにいつものバス停に着いた。
「あっ、ここのバス停だよ」
「えっ、ちかっ!下地くん、まさか、この距離でバス通学なの?チャリでいいじゃん、チャリで。まさかチャリも無いの?」
「実家にはあるけど、こっちには持って来てない」
「チャリあると便利よ!夏休み中に実家から乗ってくれば?」
「俺の実家遠いんだよ」
「だから夏休み中なんじゃない!適当な宿に泊まりながら、2、3日かけて乗ってくるのよ。ちょっとした旅よ!」