喫茶くろねこ
第9章 夏 ~恋の季節と、占いと~
カランカランコロ~ン
…?
何か違和感を感じながら店へ入る。
「イラッシャッ…マせ~」
ニコルスが迎えてくれる。別にいつもと変わらない。まぁ、店にいる確率の高い佐々木さんがいないのは珍しいと言えば珍しいが、違和感の正体はコレではない。
すると、さっきの違和感はなんだろう。
…あ、わかった!ドアベルが着いたんだ!
『猫の耳にはちょっとうるさいんだけどな。でもわりと柔らかめの音だから許容範囲だ。山路さんチョイスだよ』
マスターは相変わらず、人の思考を勝手に読んでは話しかけてくる。まぁ、いいや。
「すみません、コーヒー2つ」
適当な席に座りながら注文をする。しまった、勝手に2つって言っちゃったけど良かったかな?チラッと千夏ちゃんの様子を伺う。
「ふーん、人の好みも聞かずに勝手に注文するんだ?まぁ、いーけど。それだけオススメってことでしょ?ここのコーヒー」
千夏ちゃん、結構喋り方キツい?
「あ、すみません!私、ベイクドチーズケーキ追加で」
若干怯え気味の僕のことなどお構い無しで、メニュー表を見ながら千夏ちゃんが追加オーダーを入れる。
「あっ、じゃあ僕も!」
慌てて同じものを注文する。
「かしこまりマっタ~」
ニコルス、だいぶ日本語上達したなぁ。まだ時々つまるけど。
…?
何か違和感を感じながら店へ入る。
「イラッシャッ…マせ~」
ニコルスが迎えてくれる。別にいつもと変わらない。まぁ、店にいる確率の高い佐々木さんがいないのは珍しいと言えば珍しいが、違和感の正体はコレではない。
すると、さっきの違和感はなんだろう。
…あ、わかった!ドアベルが着いたんだ!
『猫の耳にはちょっとうるさいんだけどな。でもわりと柔らかめの音だから許容範囲だ。山路さんチョイスだよ』
マスターは相変わらず、人の思考を勝手に読んでは話しかけてくる。まぁ、いいや。
「すみません、コーヒー2つ」
適当な席に座りながら注文をする。しまった、勝手に2つって言っちゃったけど良かったかな?チラッと千夏ちゃんの様子を伺う。
「ふーん、人の好みも聞かずに勝手に注文するんだ?まぁ、いーけど。それだけオススメってことでしょ?ここのコーヒー」
千夏ちゃん、結構喋り方キツい?
「あ、すみません!私、ベイクドチーズケーキ追加で」
若干怯え気味の僕のことなどお構い無しで、メニュー表を見ながら千夏ちゃんが追加オーダーを入れる。
「あっ、じゃあ僕も!」
慌てて同じものを注文する。
「かしこまりマっタ~」
ニコルス、だいぶ日本語上達したなぁ。まだ時々つまるけど。