
きっと あなたと・・・
第68章 ーなんでもなくない-湊- ー
いつもあんなに仲が良いのに・・・なんで・・
何も答えない竜之介に柊が苛立ち始めたのが分かったから、
3人に食事をするように声をかけると、竜之介を連れて部屋に戻った。
竜之介『みなたん・・・ごめん』
部屋に入ってドアを閉めると、意外にも俺より先に口を開いた。
湊『ん?うん・・元気になったら、詩織さんに謝れよ?』
竜之介『・・・・みなたん』
湊『え?・・竜之介・・・』
悲しげな竜之介の目にはうっすら涙が溜まってた。
・・・滅多に俺たちの前で泣かないのに。
