
きっと あなたと・・・
第103章 ー嫉妬-柊- ー
“俺なら・・・萌の手、振り払ったよ”
この前の打ち上げのあと、悠一から言われた一言。
萌ちゃんが甘えて僕の腕を掴んだ時、立ち上がりかけてたけど萌ちゃんに気を取られて、
気付いた時には、詩織さんはもういなかった。
確かに・・・悠一の言うとおり・・・
ってか、悠一にばれてたんだな・・・
詩織さんのこと好きなの。
もしかしてみんな気付いてんのかな??
あー・・・電話・・なんですぐ切ったんだろ・・・
もう少し話せばよかった・・・
せっかくかけてくれたのに、嫉妬してる場合じゃなかった。
