
きっと あなたと・・・
第128章 ー不思議-瑠風- ー
慣れた様子で隼人兄の部屋を開けると、
詩織さんはベランダに向かった。
「瑠風??その箱、こっちにいい??」
瑠風『はーい』
「ん、ありがと^^重かったでしょ??」
瑠風『全然・・・ねぇ??』
「ん??」
瑠風『僕、しおりんにとって・・嫌な子??』
さっきの言葉がちょっとだけ引っかかってた。
嫌な子って・・どういう意味で言ったの??
「え??あ・・・悪い意味じゃないよ??^^
瑠風は甘え上手だから、何でもわがまま聞いてあげたくなるから^^
ついつい甘やかしちゃうんだよね~・・
瑠風はほんとかわいくてっ・・・・・・瑠風!?」
玄関の方に歩きながら、
楽しそうに話す詩織さんを追いかけると、
後ろから・・・肩を掴んで引き止めた。
