テキストサイズ

ウチの貞子さん

第1章 出会い


流星「ほら、手を出して。」

??「あ、はい。」

僕はツッコミながらもとりあえず手を差し出し、引っ張りあげようとすると女性は爪の剥がれ、血の気の悪い白く冷たい手で僕の手を掴んだ。

流星「わぁぁぁぁぁ!!冷たい!それに爪がない!!」

僕は、びっくりして手を離してしまいテレビの中で再度「ゴンッ!」と鈍い音がした。

???「痛いよ痛いよ!!ううっ…急に手を離さないでくださいよぉ〜!」

女性は泣きそうな声で僕に言う。

流星「す、すいません。」

僕は謝りながら女性の手を再度掴み、頭から引っ張り出してあげた。

その彼女の姿は疑いもなくあの某ホラー映画で有名な貞子こと、山村貞子そのものの姿だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ