委員長はエッチでした
第6章 天使の笑顔
啓介はその後
あたしに何も
言わなかった。
昼休みに
黒崎と一緒に
お弁当を持って
屋上に行ったんだけど。
先客がいたから
黒崎も少し
嫌な顔をする。
「中庭に行こうか?」
あたしの言葉に
ほっとした様子の黒崎
やっぱり
知らない人が
いるのは
嫌なのかな?
教室でも
基本的に一人だし
最近は
誰かと話する姿を
たまに
見るように
なったけど。
そんなことを
思いながら
黒崎と歩く
屋上から
中庭に行くから
自然と
グラウンドを通って
体育館倉庫の傍を
二人で歩く
みんな
ご飯を食べてるから
グラウンドには
人がいなくて
ふいに
さりげなく
黒崎に手を繋がれた。
黒崎から
手をつないで
くれるなんてっ
嬉しくて
照れ臭くて
お互い見つめ合って
笑い合う
赤くなる顔を見て
キュンとなる。
体育館倉庫のドアが
少し開いてるのに
気付いた。
性格上
閉めなきゃと思って
手をかけて
凍りついた
『あぁんっ…!あんっ……!待って……っ!
啓介くん……っ!激しっ……!
いきなりっ……!そんなにしちゃっ……!』
『……声、押さえろよ?』
『やぁっ…!だってぇっ…!啓介くんがぁっ…!』
どこかで
見覚えがある女の子
一年生で
可愛いって噂の子だ。
確か鈴村さん
一年生のマドンナ的な存在。
鈴村さんの
制服は乱れて
明るい色の髪を
振り乱している。
跳び箱に両手をついて
腰を付きだし
捲れたスカートから
パンティーがずれて
太ももに
引っ掛かかっている。
その背後で
ズボンのベルトを外して
激しく腰を振っているのは……
啓介だった……。
黒崎と繋いだ手が
熱く感じた。
息を飲む気配。
すぐに立ち去らなければ……
そう思うのに
凍りついたように
足が動かない。
パンっ
パンっ
パンっ
体と体が
激しくぶつかり合う音
粘膜の擦れ合う
やらしい音
『気持ちいいっ……!すごいっ…!気持ちいいっ……!すぐに…っ!いっちゃうよおぅっ!
あぁんっ〜!』
『だからっ、声、押さえろって……!
じゃあ、俺もう、いく……!』
『いやぁっ……!だめぇっ……!』
黒崎の繋いだ手に
力が入った。