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委員長はエッチでした

第7章 ストーカー





『もっと深く……奥を……責めて……っ、
上手じゃない……亮……っ』



俺が中学生くらいの時。
お互いの性器を
刺激し合うだけの関係。



ただの性欲処理
やらしい事ばかり
させられて
散々
俺をおもちゃにした
静香姉さんは

二年前に
出張に行っていた
彼氏と結婚した。




この家にいては駄目だ。
静香姉さんのせいで
俺はエッチな事で
すぐに頭が
いっぱいになるから。



他の姉さんにも
変な目で見てしまう。



両親の海外赴任を期に
家を出て
一人暮らしをはじめた。



俺はただのエッチな男で
女の子が苦手だと
口では言いながら
人一倍
エッチな妄想で
女の子を気にしているだけ。



姉さん達に指摘されて
そうなんだと
妙に納得した。



『すぐに赤面して、黙っているのはね、
人一倍エッチな証拠よ、亮……?
あんた、今、頭の中で、あたしを犯してるんでしょ?』



勝ち誇った
妖艶な笑顔。



そうだよ
その通りだよ

散々裸で
家の中をうろついて
平静でいられる男なんて
いるわけないだろ?





はじめて
彩香さんに会った時
胸が震えた。



綺麗な女の子
色が白くて
長い黒髪が綺麗で
儚そうな色気がある。



凛とした目で
背筋を正して
しっかり
前を見据える。



友達に囲まれて
楽しそうに笑う姿を
気が付けば
目で追っていた。



彩香さんの姿を見て
俺の頭の中は
彩香さんと
エッチな事をしてる姿を考えていた。



俺は自分が恐くて
彩香さんを
壊してしまうんじゃないかと
不安になる。



これ以上は駄目だ
そう思えば
思うほどに
欲望は抑えられない。

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