委員長はエッチでした
第8章 復讐するには
気を失ったのは
そんなに
長い時間じゃなかったかもしれない。
目を覚ますと
あたしは
自分の部屋の
ベットの上で
裸になっていた。
体を起こそうとして
自分の体が
拘束されて
いるのに
気付いた。
ベット柵に
タオルで縛られた
あたしの両手
両手を上げた姿。
左足もタオルが巻き付いて
ベットの後ろの
柱に結ばれていた。
足を広げた格好。
異様な姿にぞくりとして
悲鳴を上げる。
全裸で佇む
結城さんの姿を睨む。
『どうして、こんなことっ!』
『言っただろう?
お仕置きって、毎日毎日、無防備な
お前の姿を見て、興奮しない日は
なかったよ、
早苗の体じゃ鎮められない、
彩香の体で俺を鎮めてくれよ』
全裸で佇む結城さんの体。
引き締まった体
無駄のない
完璧なライン。
男の色気を纏い
下半身に
聳え立つ
凶器のような
鋭い肉棒。
『冗談じゃないっ、何を考えてるのっ、
こんなことっ、許されない……っ』
叫んだあたしの
唇が塞がった。
ギシリ
ベットの上に
乗り
あたしの体の上に
覆い被さる結城さん。
悲鳴を上げようとして
開いた唇に
結城さんの舌が
捩じ込まれた。
その舌に
絡んでいた
一粒の錠剤
あたしの口の中で
溶かすように
舌を捩じ込まれる。
な…にこれ……。
一旦唇を離して
ベットサイドにある
ペットボトルを
口に含んで
また
唇が重なる。
ギリ
顔を掴まれて
抗えない力に
押さえつけられて
口移しに
水が流れ込み
飲み込んでしまう。
訳の分からない
錠剤と一緒に
飲み干してしまった。
『な…にを……飲ませたの……?』
ぞくりとした
悪寒。
恐ろしい思いに
囚われて
冷や汗が
背中を伝う。
黙って微笑む結城さん
あたしの
反応を待っている態度。
『はじめては痛いって言うからね?
俺だけ気持ちいいのも、悪いから、
気持ち良くなる薬だよ?
俺の家に色々あるから、
大丈夫、安心して?
変なモノじゃないから』