委員長はエッチでした
第9章 意味なんてない
「ほほう、合成ですか?
今時はそんな事も出来るんですか?」
校長先生が
苦笑いしながら
そんな事を聞いてくる。
「勿論です、なんだったら、佐藤先生との
ツーショット写真作って来ましょうか?」
担任の憧れの先生の名前を出してみる。
「はあっ?
お前なぁ…そこまで言うか?」
呆れたような
担任の表情。
明らかに
あたし達だと
分かっていても
絶対認めない
押し通してやるっ
「ふうむ…
この写真に写ってるのは、君達ではないと?
藤島くんは身に覚えがないと……
黒崎くんはどうかね?」
はらはらして
青い顔をしていた
亮の体が
びくりと震えた。
校長先生の細い目が
鋭く光り
亮を震わせる。
「……はい、俺は……、俺は、
藤島さんと、健全なお付きあいをすると、
誓います……」