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委員長はエッチでした

第9章 意味なんてない





結城さんは
あたしに
消えない
心の傷を残した。



強引にされると
思いだす。



あの日の
悪夢を



手足を縛られて
変な薬を飲まされて
正気をなくされて


狂ったように
何度も
何度も……。



産まれてはじめての
痛みと
産まれてはじめての
快感を
無理矢理に
与えられ続けて




夢だったんだと
悪夢だと
思いたかった。



だけど
それからが
はじまりだった。



夜が来るのが
恐ろしくて
何度も
家を抜け出して



逃げ場所なんて
どこにもなかった。



啓介の協力も
あったから
今の
平穏が訪れたのに。




結城さんという
悪魔は
未だに
あたしを
苦しめる。



誰に抱かれても
あの人との
恐怖を
思い出してしまう。




普通の女の子みたいに
普通では
居られない



恐い夢をみて
毎晩
うなされるのに



あたしのあそこは
大抵いつも
疼いて
濡れているの……。




こんな体に
なったのは
あの人のせい……。

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