委員長はエッチでした
第10章 上書き
黒崎 亮side
彩香さんに
聞きたい事はある。
話したい事もある。
だけど
俺は臆病者で……。
彩香さんだって
俺に何かを
伝えようと
してたのに。
朝
彩香さんの
顔を見た瞬間
俺の頭の中で
嵐が巻き起こる
結城さんの存在
あの人が
言っていた言葉
生々しく
想像してしまう
俺のどうしようもない
やらしい妄想
ソレに勝手に
打ちのめされて
嫉妬する感情
彩香さんは
あんな奴と
ずっと一緒に
暮らしていたんだ。
表向きは
家族として……。
どろどろと
渦巻く
俺の心
そんな心を
抱えてるのに
どうしてなんだ?
彩香さんの
顔を見た瞬間から
……したい。
俺の下半身が
熱くなる
アンテナのように
彩香さんに向けて
どうしようもない程の
欲求。
朝から
顔を見た瞬間から
ずっと
ずっと
彩香さんを抱きしめて
その胸に
顔を埋めたい。
……繋がっていたい。
もっと
もっと
深く
なるべく
長く
繋がっている時は
安心できる。
快感に酔いしれながら
彩香さんの中で
腰を揺らして
安心できてる
自分がいたんだ。