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委員長はエッチでした

第10章 上書き





亮とエッチして
少し強引な
気がしたけど
幸せだった。



その後の授業中も
何度も何度も
思い出して
あたしのあそこは
熱いままだったから……。



こんな奴の指でも
あっさり
受け入れてしまう。



亮とは違う
指の感触なのに
あたしのあそこの中は
敏感に反応してしまう。



それがとっても
悔しくて
快感で震えて
体に力が入らない自分が
嫌なのに……



ぬぷっ
ぬちゃっ



規則的に蠢く指に
蜜を滴らせて
目を閉じて
首を振る。



絶頂の波が
押し寄せる予感に
抗うように
首を振って

ふいに
唇がまた重なった。



優しく触れた唇から
ゆっくりと
舌があたしの口の中に
浸入して
絡められた。



思ったよりも
優しいキスをして



次の瞬間には
熱い体温が
全て離れていく。



ずるりと
あたしの中から
翔矢の指が
引き抜かれた。



絶頂寸前で
急に離れた翔矢。



戸惑うあたしと
視線が会って
にっこりと
天使のような笑顔で
見下ろされた。



「今のはお仕置き、あんたの声、
煩かったからね?
いかせてもらえるって、期待した?」



荒い息をつきながら
疼くあそこ
絶頂寸前で
やめられた熱が
体の奥でくすぶる。



ばかにされた……?
カァ〜と
頭に血が上り
勢い良く
立ち上がり
翔矢の下半身に
思い切り蹴りを放った。



「いい加減にしてよっ!
あんたなんか、最低っ!」




「いってぇ〜なっ、オトコオンナッ!
……て言うか、懐かしい台詞だね?
あんたの口癖〜」



思い切り蹴り飛ばしたから
翔矢の体が
ひっくり反った。



「相変わらず暴力的〜」



腰を擦りながら
涙目をしている。



「帰るっ!さよならっ、あんたの顔、
当分見たくないっ!」




「でも亮くん、帰って来るよ〜?」




「あんたなんかと、待ちたくないからっ!」




「ちょっと、待っててば」




悪魔でも
天使の笑顔を崩さない
それがムカつく



バタバタと
感情に任せて
亮の家のドアノブを掴んだ。




それを焦った様子で
追いかけられた。
後ろから
掴まれる腕。

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