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委員長はエッチでした

第10章 上書き





桜木 翔矢side




彩香は亮くんが
好きなんだから

分かってる
ただちょっかい
かけてるだけ



俺は最初から
嫌われてるし
これ以上
嫌われてもいい

彩香の中で
俺の存在が
根付いてくれるなら


嫌いだという
そんな感情でも

俺の事を
思ってくれればいいんだ。



気の強い
あの女の
泣き顔を
ただ見たいだけ……



だけど
あんな顔もするんだと
思ってしまった。




ますます
欲しくなった。



嫌われてでも
欲しくなってしまった
自分に戸惑っている。

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