委員長はエッチでした
第13章 泣かせたかった
「……っ!……っぐ!」
鈍い音が何度もして
亮の体が衝撃で揺れる。
苦痛に歪む亮の顔と
それを楽しそうに見る
結城さんの妖しい瞳。
あっさりあたしは
ケータイを取りだし
それを見ても平然と笑っている。
「……早苗に連絡しても無駄だよ?俺は早苗の会社で働いてたから、内情も良く知っている。早苗を急なアクシデントで、出張に向かわせる事も容易いんだよ」
「……出張って、お母さんが……!?」
「そうだよ?せっかくだし、北海道あたりでゆっくりしてもらおうと思ってね?……ちなみに俺に張り付いてた奴は、逆に買収したよ?やっぱりみんな、お金には逆らえないってね?」
「そ……んなっ!……っ、どうしてそこまでして……!」
亮を蹴りながら
やんわりと話を
する結城さんを
必死で睨むのに
目が合うと
嬉しそうな顔をするだけで
ゾクリとした。
「……そこまでして、彩香が欲しいんだよ?……さあ、こいつと別れて、俺と一緒に行こう?そうじゃないと、こいつにもっと、酷い事をしなくちゃいけなくなるからね?」
何度も亮を蹴りながら
優しくあたしに微笑みかける。
苦痛に歪む亮の顔
目だけは鋭く
結城さんを睨み
必死で叫ぼうと
もがいている。
「……こんなこと、もう、やめてよ、亮を傷付けるのだけはやめてよ」
亮の体の上に庇うように
覆い被さる。
「……そういうのは、気に入らないな」
亮を蹴りつける足を止めて
結城さんが
あたしの目の前に膝まずく。
鋭い瞳が輝いて
あたしの浴衣が
一息に開かれた。
短い悲鳴を上げて
両腕で隠して
その腕を跳ね退けられた。
「やらしい匂いがぷんぷんだね?彩香は毎日でもしなくちゃ我慢できないから、今まで不便だったろう?俺が毎日、彩香を満足させてあげるからね?」
あたしの胸に顔を埋める結城さん
あたしは抗う事なく
形のいい頭をぼんやり見つめる。
「俺からは逃げられないっての、もう分かっただろ?だけどこいつには教えてあげないとね?彩香が誰のモノなのか」
あたしの胸に
結城さんの舌が這い
徐々に下がって
あそこの中まで
開いて舐められてしまう。