委員長はエッチでした
第13章 泣かせたかった
「……!……っ!」
首を振る亮の唸り声が上がる。
亮の体の上に
覆い被さり
目が合うのに
その瞳からは
涙が溢れる。
浴衣が脱がされて
下着も何も着けてない
あたしの体を見て
結城さんは笑った。
「……こういう女の子だよ、彩香と一緒に付き合えるのは、俺しかいない。お前には役不足だ」
足を持ち上げられて
腰を突きだされて
いきなりズボンをずらし
結城さんの肉棒が
挿入された。
「あぁっ~~!」
ズンッ!
相変わらず
急に深く突き立てられて
抉るような激しい動きで
抜き差しを繰り返される。
亮の体に手をついて
後ろから激しく
体を揺らされて
悲鳴のような
喘ぎ声を洩らし続ける。
亮の唸り声
暴れようともがく体。
流れる涙を見て
喘ぎ声を洩らしながら
あたしの瞳にも
涙が溢れた。
それでも体はどうしようもなく
快感に包まれて
激しい抜き差しと律動に
頭の中が真っ白になる。
「いやぁ~!……ダメッ……!お願い……!」
こんなこと
止めて欲しいのに
体は気持ち良くて
抗えない。
やっぱりあたしは
この人から
逃げられない。
馴染みのある
諦めた自分。
こんなあたしじゃ
亮とは付き合えない。
純粋で綺麗な亮とは……!
「彩香、嫌だと言っても、体はいつも素直だ。もう無理しなくていいよ、俺と一緒に行こう、そして俺の子供を産んで、家族になるんだ。
……出すよ、彩香の中に……!」
「……いやぁっ、止めて……っ!」
ピルはなくなってしまっていた。
紛れもなく、結城さんの仕業だ。
「ん〜…!……!!」
亮の唸り声が大きくなり
結城さんの肉棒が
あたしの中で
一瞬大きくなる。
ドクン!びゅくびゅくびゅく
結城さんの欲望が
あたしの中で
放たれたのが分かった。
泣きながら
横たわるあたしに
ティッシュで
テキパキと始末して
服を着せられて
結城さんも
身だしなみを整えて
あたしを荷物のように
肩に抱え上げて
あたしの鞄を持つ結城さん。