1P短編集
第5章 卒業式
旅立ちの日。卒業式。長くも短い三年間の幕が今日、降りる。
入学──
まさかの前の中学の親友との再開。新しい友達。三人は、腐れ縁なのか三年間同じクラスになった。
長ったらしい校長先生の話さえも今は、名残惜しい。卒業証書。ここまできたんだという達成感。
見慣れた教室。今日で最後の教室。
先生の話。潤む瞳。一人ずつ一言ずつ言う。
私の番──…
私は立ち上がる。
「長くも短い間ありがとうございました。このクラスで良かったです」
私は一気に言うと座った。クラスメイトの拍手。ついに涙は零れ落ちた。
グランドでみんなで写真を撮る。たくさん話す。
もう春はすぐそこにきている。立ち止まってはいられない。
私は──…
竜の如く、凛と強く、未来へ羽ばたいていく。
End
入学──
まさかの前の中学の親友との再開。新しい友達。三人は、腐れ縁なのか三年間同じクラスになった。
長ったらしい校長先生の話さえも今は、名残惜しい。卒業証書。ここまできたんだという達成感。
見慣れた教室。今日で最後の教室。
先生の話。潤む瞳。一人ずつ一言ずつ言う。
私の番──…
私は立ち上がる。
「長くも短い間ありがとうございました。このクラスで良かったです」
私は一気に言うと座った。クラスメイトの拍手。ついに涙は零れ落ちた。
グランドでみんなで写真を撮る。たくさん話す。
もう春はすぐそこにきている。立ち止まってはいられない。
私は──…
竜の如く、凛と強く、未来へ羽ばたいていく。
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