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俺のこと犯してもいいよ?

第3章 だから嫌だったんだ

少し言い淀むと、菅原は一階へと降りていった。


俺もその後に続いた。


「ゴホッ…相変わらず埃臭いなここはっ」


その部屋はいわゆる物置部屋だった。


現に今も、父さんの遺品やら本やらで掃除をしていないのはすぐに分かった。


…変わってねぇなぁ。


小さい頃の俺の生活スペースはここだった。


俺が3歳ぐらいの頃にはまだ父親が生きていたからここにはいらなくなった机や衣類が入っていた。


小学生になり、父親が死んだ後はさっき言った通り遺品が代わりに入れられた。

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