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誰も見ないで

第6章 キスの次は


「ふふっ……擽ったいよ、やめて……」
「ズルイので、八つ当たりです」


なにそれ
八つ当たりって

あ、だめ
なんか今は擽ったさがそのまま気持ちいいになっちゃってて、大変だから


それに俺だって
もっと紺野君に触りたい


俺は遊んでる紺野君の手を取って


「じゃあ、比べてみよっか」


ぎゅ、と抱き締めた

素肌のままで触れ合うと驚くほど気持ちよくて、境目がわからなくなって、くっついちゃったみたいに感じる


「……これ、すごくどきどきしますね……」
「うん。俺も」


すごくどきどきする


あ……今すごいことに気がついちゃった
紺野君の胸のとんがったとこ、俺の胸に当たってるのわかる

つん、って当たってる


だめだ
もう我慢できない


俺は抱き締めたまま、紺野君をベッドに押し倒した

そしてまた首筋や肩にキスをして
紺野君の手が緩んだのを見計らってまた紺野君の胸に下りた


だってここ、本当にかわいいんだもん
もういっそこれは愛しい、かも


「んっ、ん……ん、ふ……ぅぅ」


小さい喘ぎ声も堪らなくかわいくて
俺はとうとう


「こっちも、触っていい?」


とお腹のちょっと下あたりに手を置きながら聞いた

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