
誰も見ないで
第13章 好きになんて(サイドストーリー2)
けど相原大和は止まってはくれず、間髪入れずにまた奥まで押し込まれる
ごつん、と奥に当たったような感触がすると、また引き抜かれて
大きくピストンを繰り返されて、頭の中は真っ白
「あっ、あ……あん! んっ、んー……!!」
自分の気持ちいいところを積極的にゴリゴリ刺激されて、その快感から逃げようと手が彷徨う
けど硬い床の上で掴めるものがなくて
バラバラになりそう
と不安になりかけた頃、俺の手が相原大和に掴まれて相原大和の首の後ろへと誘われる
捕まってろ、ってこと?
首に腕を回して捕まると、一瞬だけ止んでいたピストンが再開される
喉が枯れるほどに声をあげると、場所的にまずいと思ったのか唇で塞がれた
「んっ、んーー……!!! ん、んー……!」
そして徐々に腰の動きが早くなってきて、一瞬離れた口から
「イくぞ……っ」
と言われた
その直後奥を突き破るかのように強く突かれて
あ
中に温かい感触が拡がる
それが相原大和の精液だってことを理解するのに、数秒
疲れた頭でなんとか考えて
「な、かに……?」
とよくわからない聞き方をすると、相原大和が力が抜けたように笑った
