誰も見ないで
第14章 文化祭
湊斗目線
どことなくクラスのみんなが浮き足立っている
理由は簡単
夏休みが終わってすぐにやってくる文化祭の出し物を何にするかで楽しげに話し合っているんだ
文化祭かぁ……
今まであんまり楽しかった記憶ないなぁ
クラスの雰囲気とは逆に陰鬱とする俺の気分
そんな俺とは関係なく学級委員が話し合いを進めていく
やっぱりみんな1年生の時には校則で禁止されていて出来なかった飲食店をやりたいみたいだ
「他に意見がなければ喫茶店で決まりになりますがいいですか?」
騒つくクラスから学級委員の声に反対するものはない
喫茶店に決まりそう
裏方がいいなぁ
買い出しは大変そうだし
大道具とか
当日特にやることなければゆっくり回れるし
最悪空き教室でサボれるし
そんなことを考えていたら、喫茶店のコンセプトを考える中で
「男子全員ウェイターの執事喫茶はどうですか!?」
と1人の女の子が声を上げた
男子全員……?
その単語に反応したのは当然俺だけじゃなくて、他の男子も「なんだそれ」という反応
それでも女の子達はみんな一様に盛り上がっていて、なんだかクラスが二分にされている
どことなくクラスのみんなが浮き足立っている
理由は簡単
夏休みが終わってすぐにやってくる文化祭の出し物を何にするかで楽しげに話し合っているんだ
文化祭かぁ……
今まであんまり楽しかった記憶ないなぁ
クラスの雰囲気とは逆に陰鬱とする俺の気分
そんな俺とは関係なく学級委員が話し合いを進めていく
やっぱりみんな1年生の時には校則で禁止されていて出来なかった飲食店をやりたいみたいだ
「他に意見がなければ喫茶店で決まりになりますがいいですか?」
騒つくクラスから学級委員の声に反対するものはない
喫茶店に決まりそう
裏方がいいなぁ
買い出しは大変そうだし
大道具とか
当日特にやることなければゆっくり回れるし
最悪空き教室でサボれるし
そんなことを考えていたら、喫茶店のコンセプトを考える中で
「男子全員ウェイターの執事喫茶はどうですか!?」
と1人の女の子が声を上げた
男子全員……?
その単語に反応したのは当然俺だけじゃなくて、他の男子も「なんだそれ」という反応
それでも女の子達はみんな一様に盛り上がっていて、なんだかクラスが二分にされている