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細身の瑞稀君なのに、ここはこんなに柔らかいの
なんでなんだろう


「湊斗く……ぅん、ん……っ」


至近距離にあった瑞稀君の唇が俺の名前を呼ぼうとしたから、俺はそれを吸い取るみたいにキスをした

合わさった唇が離れる瞬間に表面をさらりと舐めると、瑞稀君から甘い声が上がる


それがかわいくてもう1度キスをして
今度は内側の粘膜までを舐める


次は瑞稀君の舌を、絡めずに舐めるだけ


瑞稀君の手が俺の脇腹あたりの服をきゅ、と掴んでいるのが愛しい


徐々に深くなったキスに、瑞稀君が何かを感じ取ったらしく


「ここで……？」


と不安そうな顔で聞いてきた


「嫌……？」
「嫌、とかじゃ……」


俺も大概、聞き方がズルイな


「じゃあダメ……？」


それでも意地悪な質問を続けて、どうにか瑞稀君から許しを貰おうと必死


「シたい、な……？」


渋っていた瑞稀君の首筋に何度も何度も口付けて、顔中にもキスを落として

口にキスをして欲しそうに瑞稀君の口が小さく震えたところでそう言った


すると


「！ ん……む、ん……」


焦らしたせいか瑞稀君の方からキスをしてくれて


「バレたら、嫌……」


許しを貰えた