誰も見ないで
第16章 全部知りたいのに
僕のと湊斗君のを一緒に握られて擦られると、口から自然と甘い声が漏れた
「ふっ……ぅ、ぁん、ん……っ」
腰が勝手に揺れるし
一緒に握らされてる僕の手も、湊斗君に動かされてるのか自分で動かしてるのかわからなくなってきた
湊斗君の、すごく熱くて
硬い
お互いの先走りでぬるぬる
水音が部屋の中に響いていた
「み、なとく……っ、も……出ちゃ、うっ……」
「俺も……っ、一緒、に……っ」
「あ、だめ……や、ぁ、ぁ……っあぁぁ……!!」
「っく……うぅ、ぅ……っ」
2人同時に達して、お互いの手の中に白濁を放った
2人のが混ざって
なんか変な感じ
肩で息をしながらそんなことを考えて手の上に散ったそれを見る
「ごめん、瑞稀君ちょっとまって……」
湊斗君が僕をぐっと抱き締めたかと思ったら、僕の後ろにあったティッシュを取ってくれた
「はい。手出して」
数枚適当に取ると、僕の手についたそれを拭ってくれる
べとべとになったティッシュを捨てて、今度は新しいので自分の手も綺麗に
それから僕たちの昂りがおさまったのも拭いて、ズボンを直してくれた
そして
「ふー……」
疲労感を滲ませるため息をつきながら僕を抱き締め直した