マリア
第8章 追奏曲
和「ふっ…ぅっん…ん」
二宮の薄めの唇を抉じ開け中をくまなく犯す。
だんだん色白の二宮の顔が赤く色づいていくさまは堪らなくエロくて、
夢中で二宮の舌を追いかけ回した。
「雅紀は…どんな風にお前とエッチすんの?」
和「はぁっ…あっ…どんな…って?」
唇を解放され、肩で息をしながら熱を含んだ目で見つめる二宮は、
以前、二宮の画像を見ながらニヤついていた雅紀の気持ちが分かるほどにぞくぞくした。
和「サルの交尾みたい。」
「へぇ……」
和「ただ、ズコズコと突っ込んできて、腰ふって出すもん出して終わり。」
「じゃ、何か?お前、ガキのくせしてテク求めてんの?」
和「だって、どうせヤるんだったら気持ちいい方がいーじゃん?」
二宮は俺の体を押し退けカバンを拾い上げた。
和「そう言う櫻井さんは?どんな風にエッチすんの?」
小脇にカバンを抱えて振り向く二宮には、先ほどの色気は欠片もなくて、
ただのクソ生意気な高校生のガキだった。
「今、ここでヤってみせてもいいけど?」
和「…冗談でしょ?」
二宮は俺に背を向け歩き出した。
和「俺、屋根のないところでエッチする趣味、ないから。」