マリア
第11章 変奏曲 ①
潤「うっ…んっ…」
俺が顔を上下させるたびに、
その、赤く艶やかな唇からは甘声が迸った。
何度も何度も繰り返してやると、ソイツのモノが段々と首をもたげていって、先端から甘い雫を溢し始める。
ソイツのモノを咥えながら、先端から零れ落ちる雫を潤滑油がわりに竿を扱いてやる。
双嚢を指先で転がしながら、わざとイヤらしい音を立てて扱いてやった。
潤「やっ…ぁあっ…あっ…」
白い喉元を逸らし固く目を閉じながら掠れた声をあげた。
捩らせながら逃げようとする体を押さえつけ、中途半端に脱がせたズボンを両足から引き抜き、床に落とした。
「ね…今日は俺がアンタを抱いていい?」
顔を腕で隠したまま大きく呼吸を繰り返す体を此方に向かせ、腕をほどいて僅に潤んだ目をじっと見つめた。
「いいよ、なんて言う訳ないか…」
そんなこと、はなから分かってる。
だから、有無を言わさず押し広げた両足の間に体を割り込ませて、
まるで、別の生き物のように蠢くその場所を俺の目の前に晒した。
「ふふふっ。アンタのここ、いつ見てもエロいね?」
潤「やめ……あ…」
男のクセに、やたらとキレイなピンク色したその場所に、
尖らせた舌で触れた。