マリア
第14章 虚飾曲
「あの……何するんですか…?」
潤「どう…されたい?」
意地悪く笑う先生に不安がよぎる。
先生は、体の位置を下にずらすと、
ちょうど僕のモノが目の前にくる位置に顔を置いた。
え……何するつもり?
先生が、何をするのか、
体を起こして確認しようとすると、
その、僕のモノが、
先生の、赤くて綺麗な舌に巻き付かれようとしていた。
「やっ……先生やめて…そんなこと…っ」
でも、そんな羞恥心さえもやがて、
…快感に変わっていった。
「あっ……ん…」
何…これ……?
キモチイイ………
根元の方をぐるり、と、
ざらり、として、しっとり温かいものがゆるりと這う。
付け根から双嚢へと、音もなく這い上がってくる感覚に、はしたなく体が震えた。
もっと……もっと…
僕のモノを口内にすっぽり納めた先生が、
唇で扱くように顔を上下させる。
「あっ……あっ……あっ…」
体の奥に何かが流れ込んでくる。
奥から何かが吐き出される感じがする。
先生が、思い切り唇をすぼめて僕を吸い上げた途端、
その、何かが、体外に迸った。