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純子は今日も激怒する

第1章 日々の暮らしの中で激怒

純子はボールペンを買いに行く


純子は通りにある駅にほど近い文房具店に入る


休日の人波の中、人をよけて足早に軽やかに弾む黒いシューズはやがてゆっくり緩やかになる


並んだボールペン

最近は色んなものが出ている

中には1000円するものまで



これなんかちょっといいかも


純子はボールペンをひとつ手にとってながめる

値段もお手頃


購入する前にちょっと試し書き


純子は備え付けの試し書き用紙に目を移す


すると、そこにはこう書いてある




uni

ウニ

バカ

お前もな(笑)

お前もw

なにこれ?ウケるー

世の中の縮図がここに




用紙は落書きで埋め尽くされている



純子は激怒した

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