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性犯罪者の本音

第2章 性犯罪者ファイル(1)

裕太がわたしに話してくれた、そのときの状況を会話文にするとこんな感じになる。


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「どうしよう雅也くん。だれか入ってる…」


「マジか、てか両方とも?」


「いや、ひとつ(奥側)は空いてるよ」


「なんだよそれ、空いてるなら早くしろよ」


「だって、なんか怖いし…」


「んなの大丈夫だって、終わるまでここで待っててやるから心配すんなよ」


「約束だよ、終わるまでぜったいここにいてよ?」


「わかったって、つか早くしねーと電車が来るぞ」


「うん、そうだね」

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