
性犯罪者の本音
第2章 性犯罪者ファイル(1)
裕太がトイレ覗きをするようになったきっかけを、簡潔にまとめると以下のようになる。
学校を辞めてから4ヶ月ほど経ったころ(12月下旬)まったく仕事をする気配のない裕太に業を煮やした父親はこう言って怒鳴りつけた。
「テメェみたいに仕事もしないようなクズに食わせるようなメシはないから、今すぐ出ていけ!」
売り言葉に買い言葉ということわざがあるが、このときの状況がまさにそうだった。
普段はあまり感情を表に出さず、多少のことは聞き流していた裕太だったが、ろくに生活費も入れず暇さえあればギャンブルに明け暮れている父親に浴びせられたこの言葉は聞き流すことができなかったようだ。
あらかじめ言っておくけど、だからといって決して貧しい暮らしをしていたわけではなく、
生活費は美容室を経営している母親がまかなっていて、裕太も、自分の生活が他とくらべて貧しいと感じたことは一度もないと言った。
それどころか、母親は裕太をかなり溺愛しているようで、「○○が欲しい」といえば、よほど高額でない限り、ほぼ二つ返事で買い与えていたという。
それはともかく、父親と殴り合いの喧嘩をしたあげく裕太は家を飛び出した。
かといって、裕太に行くあてがあったわけではなく、相談できる友人もいなかった。
しかも、季節は真冬。もちろん気温は低く。風もすごく冷たかった。そればかりか、カリカリしていたせいでサイフもケータイも部屋に置き忘れていた。
歩きだと1時間半くらいかかるけど、母親の店に行ってみようか?それとも夜中になるまで待って、こっそり取りに帰ろうか?
そんなことを考えながら、とぼとぼと近辺をさまよい歩いているうちに、ある場所にたどり着いた。
学校を辞めてから4ヶ月ほど経ったころ(12月下旬)まったく仕事をする気配のない裕太に業を煮やした父親はこう言って怒鳴りつけた。
「テメェみたいに仕事もしないようなクズに食わせるようなメシはないから、今すぐ出ていけ!」
売り言葉に買い言葉ということわざがあるが、このときの状況がまさにそうだった。
普段はあまり感情を表に出さず、多少のことは聞き流していた裕太だったが、ろくに生活費も入れず暇さえあればギャンブルに明け暮れている父親に浴びせられたこの言葉は聞き流すことができなかったようだ。
あらかじめ言っておくけど、だからといって決して貧しい暮らしをしていたわけではなく、
生活費は美容室を経営している母親がまかなっていて、裕太も、自分の生活が他とくらべて貧しいと感じたことは一度もないと言った。
それどころか、母親は裕太をかなり溺愛しているようで、「○○が欲しい」といえば、よほど高額でない限り、ほぼ二つ返事で買い与えていたという。
それはともかく、父親と殴り合いの喧嘩をしたあげく裕太は家を飛び出した。
かといって、裕太に行くあてがあったわけではなく、相談できる友人もいなかった。
しかも、季節は真冬。もちろん気温は低く。風もすごく冷たかった。そればかりか、カリカリしていたせいでサイフもケータイも部屋に置き忘れていた。
歩きだと1時間半くらいかかるけど、母親の店に行ってみようか?それとも夜中になるまで待って、こっそり取りに帰ろうか?
そんなことを考えながら、とぼとぼと近辺をさまよい歩いているうちに、ある場所にたどり着いた。
