プリキュアアラモード♡和と優しさを
第2章 哀しみのエチュード
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文化祭、私のクラスは定番のメイドカフェになった。
「みらんちゃんのメイド姿、可愛い~~萌え~~」「きゃぁぁ!!」
いつもの定番の男子たちの声に紛れて、聞こえてきた女の子たちの悲鳴。教室の入り口のほうを見ると男装姿のあきら先輩とゆかり先輩が立っていた。
「あきら先輩、ゆかり先輩。……その格好、目立ちすぎです」
私はボソッと声に出す。
「あぁ、ゴメンゴメン。わたし達のクラス、男装カフェをすることになって」
「そう……なんですか」
「これ、いちかちゃんから。みらんちゃんをイメージして作ったフェレット姿の抹茶パフェだって。いちかちゃんたちもみらんちゃんのこと話したら心配してた」
「ホント、いちかもひまりもあおいもあきらもお人好しなんだから。まあ、そういうところが面白くて一緒にいるんだけどネ。フフフ……」
「ゆかりもだろ!」
「あらっ」
「じゃあ、そういうことだから! 文化祭、楽しもうな!」
「ありがとうございます!」