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部屋の窓

第5章 夏休み

「悠斗ありがとっ」

「解んなくなったらまた聞いてね」


悠斗のおかげで、半分まで終わらせる事が出来た。

「でもごめんね…私のせいで課題進まなかったよね?」

「舞柚が出来たんだからそれで良いの!夏休みはまだまだあるんだし」


「ありがとぉ」

「今日はもうやめて明日やろう!」


「そうだね」

「なぁ…こっそり散歩行かない?」


「行きたいけどバレないかなぁ?」

「家の玄関使えばバレないよ」


「でもそっち行くの怖いよぉ」


「大丈夫!手貸すから」


こっそり外出するだけでもドキドキなのに、悠斗の部屋に入るなんてもっとドキドキするよ。

考える暇もなく、悠斗は先に自分の部屋に移動し腕を伸ばして待っている。

「舞柚掴まって良いよ」

そう言われても怖いよ…。
しかも跨ぐなんて恥ずかしい…///


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