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あゆはえっちな下着のモデルさん☆

第8章 あゆみのパパ アカリside

もしその男があゆちゃんの本当のお父さんで、借金があるのも本当だとしよう。そこまではいい。

借りた所がまずい所だったら……?
その魔の手があゆちゃんに届いてしまったとしたら。とんでもないことになる。

それだけは未然に防がなければならない。

「食事会も、極力早めに切り上げて探偵の所へ行く」

『かしこまりました。探偵と言うと……』

「うん、綾瀬の思っている人で間違いないよ。あの人、見た目は不審者だけど腕は確かだから」

藍原 清香。女性みたいな名前だけど、正真正銘男性だ。
いつも同じニット、ボサボサの髪。やぼったい眼鏡。身なりがなってないのは、理由がある。

奴はかなり危険な案件を請け負う事が多く、侵入調査も頻繁にする。
その度に変装を必要とする為に、普段はあえて整えていないのだ。小綺麗な格好をしてしまうと、顔立ちを覚えられてしまう可能性が出てくる。

つくづく大変な仕事だよね、探偵さんって。

「後、花街 亜弓ちゃん本人に話を聞きたいから今日お店行ってくる」

『彼女の勤める店舗に……?!』

「もっちろん!内容が内容だからね、親睦深めて仲良くなるところから始めようかと」

『……あなたはどうして……って言っても、言い出したら聞きませんもんね、社長は』

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