
笑い、滴り、装い、眠る。
第2章 あっとほーむ・だっど?
反撃に出ようと、嫁を膝から下ろし、ゆっくり立ち上がろうとしたその時だった。
智「…い、痛っ…。」
「智くん?」
潤「大野さん?」
腹を押さえて蹲る嫁。
和「生まれんじゃない?」
「ええっ!?」
い、いよいよ俺も親父に…
「えっと…き、救急車!!…いっ…て…」
緊張のあまり、テーブルの角に足をぶつけてしまう。
和「もー、翔さん、落ち着いて!?J、救急車、呼んで!!」
潤「今、呼んでる。」
数週間後…
和「……。」
雅「…よく飽きないね?」
潤「愛されてんだね、大野さん。」
和「…と、チビ櫻井。」
「いやぁ、やっぱ、可愛いなあ…。」
スマホの中に収まる愛妻と我が子の写真を感慨深く眺める俺を遠巻きにする3人。
雅「ところでニノ、赤ちゃんのこと何で『チビ櫻井』って呼んでんの?」
和「…いや、撫でってんすよ(↑笑)。」
潤「もう分かんの?」
和「俺、先見の明(?)があるんですよね?」
潤雅「ふーん……。」(←微妙な反応。)
と、3人に好き勝手言われてるなんて夢にも思っていない俺は、
スタッフが楽屋に現れるまで、飽きることなく嫁と我が子の姿をずーーーっと眺めていた。
