
笑い、滴り、装い、眠る。
第2章 あっとほーむ・だっど?
「はあっ!?今、何て?」
智「だからあ、来週から映画の撮影が始まるから、あと、ヨロシクね?って、言ってるの!」
「いや、そういうことじゃなくて、子供産んでまだそんなたってないのに、映画…って?」
智「だって、出産前から決まってたことだし。それに、実家から母ちゃんが時々来てくれる、って言ってるんだから、別にいーじゃない?」
だから、そういうことじゃなくてですね…
智「何?まだなんか言いたいことがあるの?」
「…もういいです。」
もー、言い出したら聞かないんだから…
こうして嫁は山へ芝刈り…じゃなくて映画の撮影に、
俺は家で洗濯…だけじゃなくて、
子守り、掃除、炊事をやることに…。
和「それは、さあ、ねぇ?」
潤「そうだよ。」
雅「イクメンアイドルに方向転換すればいーじゃん!?」
「簡単に言うな、って?」
相変わらず好き勝手言うメンバーに辟易する俺。
今日は、嫁の母が来ない日なので、
子連れで仕事に来ていた。
雅「もー、パパもママも頑固でちゅね〜♪『アサリちゃん』?」
「『あかり』だってば!?」
潤「どっちでもいいじゃんね〜?『アサリちゃん』?」
「だから、『あかり』!」
和「パパに食べられないように気を付けるんでちゅよ?『アサリちゃん』?」
「だからっ!!」
目の中に入れても口の中には入れねーわ!
