
笑い、滴り、装い、眠る。
第2章 あっとほーむ・だっど?
あのあと、マネージャーにたたき起こされた智は、
次の仕事の現場へと向かった。
家についた途端、愚図る愛娘のオムツを換え、
ミルクを飲ませて寝かしつける。
はー。
パソコンを開いたままぼんやり考え事をしていると、
寝ていたはずのあかりが愚図りはじめた。
「今度はどうした?あかり。」
オムツも換えたし、
ミルクも飲んだし。
なので、抱き抱えてあちこち歩き回ってみる。
智の顔でも見せとけば大人しくなるかな?
と、あかりを抱っこし、俺らのライブDVDを二人で見た。
案の定、あかりは智が出てくるときゃっきゃっとはしゃいだ。
反面、俺の映像に切る変わると…
娘「・・・。」(←無反応。)
…おいっ!地味にへこむだろが
そして、智のソロ曲になると、
口をポカンと開けたまま、食い入るように画面を見つめていた。
…分かんのかな、コイツ?
かと思いきや、俺のソロ曲の時は…
娘「o(__*)Zzz」(←笑)
…寝るってなんだよ(泣)
ま、いいか。今のうちに…。
静かになった娘の小さな体を抱き上げベッドに運んだ。
