
笑い、滴り、装い、眠る。
第2章 あっとほーむ・だっど?
智「ね、翔ちゃん。」
「ん?」
智「『アサリ』もぐっすり寝てることだし…」
俺ににじりよる嫁。
智「…スる?」
壊れた蛇口みたいに、ペットボトルのお茶を噴き出してしまった俺。
側にぺっとりと寄り添うように体をくっつけてきた智と目が合う。
その目は熱っぽく潤んで、
頬もほんのり上気して色気がハンパない。
「いやっ…おっ…俺は全然構わないけど…いっ…いいの?」
担がれてんのか?俺。
こんなウマイ話、そうそうあるわけ…
すると、智の綺麗な指先が俺の頬を挟み込み、
発情したネコみたいな目で俺を見つめてきた。
智「スるの?シないの?どっち?」
「しっ…シます!ヤりますとも!!」(←笑)
と、智の気が変わらないうちに、寝室へなだれ込もうと手を取り立ち上がる。
智「翔ちゃん、寝室はダメだよ?『アサリ』が寝てるから。」
「そ、そっか。じゃあ…。」
すると、発情期の嫁に、その場に押し倒されてしまう。
智「もー、ここでいいじゃん?」
俺に跨がり、小首を傾げ微笑む嫁。
智「ね?」
「あ…さと…」
俺は色っぽくて積極的な嫁に唇を奪われてしまった。
