笑い、滴り、装い、眠る。
第10章 Moon Light
で、散々楽しんだあとの翌日。
後に一緒の仕事が入っていたりすると漏れなく回りからの冷やかしと、翔くんの腰痛が付いてくる。
辛そうにしている翔くんの腰を擦っていると、ニヤニヤしながら冷やかす松潤や相葉ちゃんと対照的に、ニノが冷ややかな目線を投げかけた。
ニノを宥めようと側に擦り寄ってくる相葉ちゃんに、松潤と付き合ってんのかと恫喝され顔を赤くしながら二人はしどろもどろになる。
和「マジ……だったの?」
潤雅「「……はい。」」
息ピッタリ……(汗)
どうりで、松潤が相葉ちゃんに甲斐甲斐しくしているわけだ。
潤「雅紀が…相葉さんが誘ってくるから…」
二人とも五人の中では背がデカい方だから、
アッチの方はさぞかし…
なんて、ちょっと妄想しながら翔くんのマッサージをしていたら、
怖い顔をして、首だけこちらを向けて俺を見ている翔くんと目があった。
「な……何?」
翔「……別に?」
プイ、と顔を逸らすと翔くんは体を起こした。
もしかして…怒ってる?
俺、何かやらかしたのかな?
心当たりがない。
でも、翔くんは怒ってる。
多分、俺に対してのことだろうとは思うけど……。